伝統のある土佐芸妓が料亭にて復活
GEIKO
時代の流れに伴い、平成13年に1度は暖簾を下ろしたものの、平成19年に土佐芸妓が復活いたしました。土佐の芸妓魂を受け継ぐはちきん揃いで、季節の舞や地元民謡の舞を披露したり、お客様と一緒に箸拳や可盃といったお座敷遊びをしたりと、料亭でのお食事に華を添えてまいります。また、土佐芸妓の活動は日本国内だけでなく、海外へ向けてのPRも行っています。
濱長だけの土佐芸妓
昔は土佐にも「見番(検番)」という、今で言う芸能事務所のような、芸妓や三味線などを弾く地方さんのスケジュール管理を行うところがございました。今でも、京都・浅草・金沢などには見番がございます。時代の流れとともに、土佐芸妓の人数も減り、濱長が平成13年に暖簾を下ろした際に、途絶えてしまいました。
平成19年、濱長を復活させようと決めた際、復活するのなら徹底的に、本物の料亭・濱長本来の姿で復活させたい、との思いで土佐芸妓も復活させることといたしました。昔の芸妓さんにもアドバイスをいただきながら、そして師匠として、若柳流師範・若柳由喜満先生に正しく導いていただくよう計らいました。
芸妓は一般募集をし、土佐芸妓として、濱長、そして高知の酒文化・観光のお役に立てるように一から指導いたしました。現在、お座敷には2名の土佐芸妓が上がらせていただいております。
土佐の芸妓魂を今に受け継ぐ、土佐芸妓
土佐芸妓は芸妓の魂をもっています。女を売り物にはせん。
負けてたまるかと一生懸命に芸を磨きながら凛と生きてきました。
土佐の芸妓はそうやって競うてきたのです。
土佐の女性の代名詞「はちきん」。土佐の国の芸妓も、例に漏れず「はちきん揃い」。負けん気は強いですが、情にもろい。
お座敷では、お座付き(舞の披露)はもちろん、箸拳や可盃などのお座敷遊びをお客様と一緒になって繰り広げます。
青い海、青い空。広がる自然に包まれるような気持ちでリラックスして楽しめるお座敷は、芸妓たちの素敵な魔法かもしれません。
土佐芸妓ご紹介
濱長専属の土佐芸妓たちをご紹介させていただきます。
土佐芸妓たちは、
・皆様の宴席に花を添えるための舞踊や小唄の披露
・宴席を盛り上げるための土佐のお座敷遊びのリード
・土佐観光をPRするためのガイド
などのお役目を務めております。
そのフィールドは料亭濱長を軸とし、お呼びがかかりましたら、できる限りお役に立ちたいと馳せ参じます。
「出花」のご用命、大歓迎です。お得意様や高知県のご希望により、高知の各地はもとより、県外そして海外へもお手伝いすることが可能です。高知県観光特使である女将・濱口実佐子とともにお気軽にご相談くださいませ。
着付け
お座敷でのお仕事中はもちろん、お昼間のお得意様訪問やお稽古時には着物を着ます。お支度の際や、お稽古前など、先輩芸妓や仲居さんに少しずつ教わります。浴衣の着付けから始まり、少しずつできるところから。毎日着ていると自然に上手に着こなせます。